「春の衣替え」のタイミングはいつ?冬物の洗濯と収納のコツ

春の衣替えは、虫が卵を産み始めるGWまでに!

まずは、気になる衣替えのタイミングについて。冬物の「しまい洗い」のリミットはズバリ、「ゴールデンウィークが終わるまで」。これは、衣類を食べる害虫がGW明けの時期から成虫になり、衣類に卵を産み落とす可能性があるためです。産み落とされた卵は孵化して幼虫になり、衣類を食べてしまうことも。ですから、GWが終わるまでにしっかり「しまい洗い」をして、衣替えを済ませましょう。

1度しか着ていない洋服を、そのまましまうのはNG!

  • 「1度しか着ていないから」「着た回数が少ないから」と洗わないでしまったニットやシャツ、淡い色のワンピースなど。次のシーズンに出してみたら、黄ばんでいてがっかり、ということはありませんか?しかも嫌なニオイがついていたり、虫食いの穴があいていたり……!

冬だからそんなに汗をかかないし、数回しか着ていないから大して汚れていないだろうと思って、洋服を洗わずにしまうとこんなトラブルが発生してしまいます。
実は、冬とはいえ、厚着をしたり、暖房が効きすぎている場所にいたりして、気付かないうちに汗をかいている可能性があります。
ライオンの調査によると※1、女性の4割以上が「冬場の脇汗が気になっている」と答え、さらにその中の4割以上が「秋冬の汗で困ったこと」として「セーターやジャケットに脇汗ジミが発生すること」や「衣替えで出した去年の冬物衣類に黄ばみや汗ジミができていたこと」と答えました。汗による不快さだけでなく、衣類に対する不具合も感じていることが分かっています。
※1 ライオン調べ、20~49歳の女性9,194名

衣替え前のお洗濯は念入りに!

黄ばみやニオイの主な原因は、衣類に残っている汗や皮脂汚れです。また、食べこぼしのシミをそのままにして収納すると、衣類への虫食いが発生しやすくなります。お気に入りの服を出してみたら「がっかり…」ということにならないために、一度でも袖を通した服は、衣替えの前にしっかり汚れを落とす「しまい洗い」をするか、家でお洗濯できない洋服は、クリーニングに出してから収納しましょう。
しまい洗いをする際は、汗汚れの気になる脇下などにおしゃれ着用洗剤(アクロン)や液体洗剤などを直接塗ってから洗うのがおすすめです。食べこぼしのシミには、液体酸素系漂白剤を直接塗ってから洗いましょう。

冬物衣料の収納に「防虫剤」は必須!

「しまい洗い」やクリーニングで衣類をキレイにしてから収納しても、虫食いの穴が空いてしまうことがあります。それは、衣類を食べる害虫にとって、ウールやカシミヤ、シルクといった「動物繊維」は、栄養源になるからです。もし、「食べこぼし」の汚れが残っていると動物繊維以外の繊維にも虫食いの被害が出る可能性があります。
ですから、クローゼットや衣装ケースに冬物の衣類を収納するときは、必ず防虫剤を使用するようにしましょう。防虫剤は、衣類害虫を寄り付かせない効果や、虫の食欲を減退させる効果によって、大切な衣類を虫食いから守ってくれます。防虫剤選びのポイントと正しい使い方を紹介しましょう。

<特に衣類害虫に食べられやすい服>

冬物衣類収納と防虫剤のポイント

1.防虫剤の種類は4つ。無臭のピレスロイド系が主流

防虫剤は、薬剤別に次の4つのタイプに分けられます。無臭の「ピレスロイド系」防虫剤は、どの防虫剤とも併用ができますが、有臭の防虫剤どうしは併用できないので注意しましょう。現在、販売されている防虫剤は、無臭のピレスロイド系の薬剤が主流になっています。

2.引き出し・衣類ケースの場合、防虫剤は衣類の上に置いて使う

  • 引き出し・衣装ケース用の防虫剤は、「衣類の上に置いて」使用しましょう。防虫剤は、その成分が気体になって下のほうに広がっていきます。ですから、衣類の一番下に入れると、効果が全体に行きわたりません。

3.ハンガー収納の場合は吊り下げタイプを使う

  • スカートやパンツ、スーツ、コートなどをクローゼットにつるして収納する場合は、吊り下げタイプの防虫剤を使用しましょう。

4.ぎゅうぎゅう詰めにしない

  • 引き出し・衣装ケース・クローゼットがぎゅうぎゅう詰めになっていると、せっかく防虫剤を使っても、防虫成分が十分に行きわたらない可能性があります。さらに衣類がしわになりやすく、取り出すのも大変です。衣替えの際に不要な衣類を処分するなどして、余裕のある収納ができるように心がけましょう。

冬物収納のコツ

「しまい洗い」やクリーニングが終わり、防虫剤の準備ができたら、いよいよ収納をして衣替えは完了です。かさばる冬物ですが、その収納のコツをアイテム・スペース別にご紹介します。

1.ニットやカットソーは引き出しや衣装ケースに立てて収納

  • ハンガーにつるすと伸びやすいニットや、カットソーなどの衣類は、引き出しや衣装ケースなどにたたんで収納しましょう。その際に「立てて収納」すると、衣類の重みでしわがつくのを防げるのでおすすめです。また、害虫は光を避け、下の衣類に移動するといわれているので、立てて収納するほうが虫食いの予防にもなります。

2.スーツ、コート、スカート、パンツはつるして収納

  • 型くずれやしわを避けたいスーツやコート、スカート、パンツなどは、クローゼットや洋服ダンスにつるして収納します。コートやジャケットは厚みのあるハンガーにかけると、型くずれを防げます。

3.しわを避けたい衣類は、ほかの衣類をはさんで収納

  • たたみじわが気になる衣類や、しわを避けたい衣類は、つるして収納するのがおすすめですが、スペースの都合でたたんでしまうときには、折り目部分にほかの衣類をはさんで収納するのがおすすめです。はさんだ衣類がクッションになり、しわがつきにくくなります。

4.クリーニングから戻ってきた衣類は、ビニールカバーを外して陰干し

  • クリーニングから戻ってきた衣類についているビニールカバーを「保管用」と思っていませんか?それは大きな間違い。つけたままにしておくと、通気性が悪くなり、カビなどの原因になります。
    クリーニングから戻ってきたら、まずカバーを外し、衣類を陰干しして、水分や溶剤を十分に飛ばしましょう。このときに、汚れがきちんと落ちているか、ボタンや付属品が取撮れていないかをチェックしてから収納しましょう。

衣替えのときに「しまい洗い」やクリーニングで衣類をキレイにして、防虫剤を使って保管すれば、衣類は長持ちします。お気に入りの冬服を、次のシーズンでもベストコンディションで着られるように、衣替えの方法を見直してみませんか。

この記事を作成・監修したマイスター LIONお洗濯マイスター 大貫和泉

当記事はライオン株式会社が作成・監修しています。

くらしに役立つ生活情報はこちら

その他のおすすめ